日本の中古車市場

日本のモータリゼーションが急速に進みだしたのは1964年の東京オリンピックの前後頃からと言われています。その頃から政府が進めた道路整備の進捗とともに自家用車が急速に普及していきました。当初、中古車の流通市場は未整備で、ディーラーは自社の車を売るために下取りした車で自社販売しきれない分は中小の中古車ディーラーに売り払うなど、新車販売に力を入れており、中古車販売は重視していませんでした。

しかし、1970年代の日本経済の発展とともに車の販売台数は大幅に伸び、それに伴って中古車市場も拡大して、業者間でのオークション形式による中古車取引が各地で開催されるようになりました。80年代にはネットオークションによる取引が大々的に行われるようになり中古車を大量に取り扱う体制が整いましたし、90年代に入ると、大手の車買い取り専門店が登場するなど、その市場は更に充実していきました。

しかし、日本経済の停滞とともに車の需要は新車から中古車へと向かうようになり、国内の新車販売は頭打ちとなりました。日本経済の成長とともに拡大してきた中古車市場は、日本経済の停滞局面でも充実を遂げています。このように中古車市場は、初めは下取りからスタートしましたが、中古車台数の増加とともに中古車を扱う業者は増加し、現在では買取専門店も出現して活発な取引がされるに至っています。こうした過程では、中古車の査定方法も整備・統一化され中古車の査定価格は均一化しましたが、中古車ニーズの高まりとともに市場ニーズを反映した中古車の査定が求められるようになっています。

 

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